ITコーディネータとは? 1999年、時の通産省(現・経済産業省)の「産業構造審議会情報産業部会」の「情報化人材対策小委員会」での中間報告
において、『戦略情報化投資による経済再生と、そのための人材育成』が提言されました。
これに基づいて、経済産業省とITコーディネータ協会(NPO法人)は、情報技術と企業経営に精通したITの専門家とし
て、ITコーディネータ制度を発足させました。
この制度において認定されるのが、ITコーディネータです。
企業の未来を形にするITコーディネータ (ITコーディネータ協会編)
ITコーディネータはなにをするの?
ITコーディネータの仕事は?
ITコーディネータの仕事は、実に多岐にわたります。
あまり詳しく書いても面白い話にはならないと思いますので、ここでは簡単に触れてみたいと思います。
詳しく知りたい方は、別途本を読むなり、ネットで探していただきたいと思います。
その上で、現状分析の方法や業務改善についてもう少し詳しく知りたい方は、こちらへどうぞ。
さて、システムを導入するにあたり、社内に、業務からシステムまで一連の流れに一貫して詳しい人材がいれば、これに勝る
人材はありません。
更に、社内的にある程度の地位であり、指導力のある人材だと申し分ありません。
彼(彼女?)を中心に、システムを導入しましょう。
システム導入の成功は、既に目に見えています。
では、そういう人材がいない場合はどうすればよいのでしょうか?
システム屋さんの言うがままにシステムを導入しますか?
社内でシステム化反対の意見が上がってきた場合、どう対処しますか?
業務の改善方法は、どうしますか?
自社の言いたいことを、システム屋さんに正確に伝えることができますか?
システム屋さんの言っている内容を、正確に理解できますか?
これらにうまく対処できず、システム導入に失敗した例を挙げておきますので、お読みください。
これらの問題を解決するために、ITコーディネータが会社をサポートします。
つまり、ITが分からない経営者と、経営が分からないIT業者との間に位置することにより両者を橋渡しし、経営者の立場
に立脚したITの導入の支援することを、その使命としているのです。
具体的には?
情報システムを導入しようとする場合、次のような手順を経て導入することになります。
IT導入に関しては、よく見かけるフローではないかと思います。
さてITコーディネータは、このすべての場面で目標の実現のためにコーディネートします。
これらのあらゆる場面で、業務改善・業務の見直しが徹底的に計られます。
つまり、現状の業務の見直し・改善無くしてIT化はなし得ません。
なぜなら、現在行っている業務は、手作業(あるいは部分的なIT化)に適した業務であるため、IT化には決して適してい
るとは言えないのです。
手書きが多数残る業務手順をそのままIT化する事に、果たして大きな意味があるのでしょうか?
業務改善に繋がるのでしょうか。
この業務改善こそが、一番のポイントになるのです。
経営戦略策定
経営の現状を把握・分析して経営戦略を再構築し、今後の経営戦略企画の立案を行う
↓
戦略情報化企画
経営戦略企画を元に、情報化すべき範囲・期間・実効評価方法等の設定を行い、戦略情報化企画の立案を行う
↓
情報化資源調達
戦略情報化企画を元に、適正なソリューションを適正価格で、適正な時期に獲得するように情報化実行計画書の
立案を行う
↓
システム開発・テスト・導入
情報化資源調達で決定された内容のアプリケーションを含むシステムを、ここで実際に導入する
↓
運用サービス・デリバリ
導入された大切なシステムを継続的・発展的に運用できるように、サポートする
さて…
色々と小難しいことを書いてしまいました。
ですが、IT化とはどういうことなのかという事を、少しでも理解いただければこれに勝る歓びはありません。
特に経営者の方に理解していただければ、一番ありがたいことです。
私は税理士ということで、専門はやはり会計・給料などのシステム構築となります。
有償とはなりますが、次のような業務も行っており、その経験も多数あります。
興味のある方はぜひお問い合わせください。
・会計ソフト・給与ソフトなどの導入・指導・コンサルティング
・導入するパソコンの選定・購入指導
・プロバイダの選定
・ホームページの作成
・パソコンの訪問設定
・パソコンの使い方の訪問指導
・パソコンシステムの構築 などなど…
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